在学生・修了生の声
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安原 雄貴 さん
令和5年度 大学院2年
現職教員小学校からの現職派遣で、2年目になります。数学コースのアドバンテージを3つ挙げます。 1 現職では学ぶことができなかった数学教育に深く触れることができます。私は、現職時から、中学・高校の数学教育と小学校算数の接続に興味がありました。校種を越えた教材研究を通して、数学教育の接続を俯瞰し、算数教育に生かす点が見つかりました。 2 自分自身が学びたいことを、自由に追求できます。自身が抱えていた課題から、研究テーマを「児童の自律した学び」に絞りました。学校支援での実践、ゼミ活動、教授からの多くの示唆を得て、研究を進めることができます。 3 数学コースに在籍するストレート生・現職から学ぶことができます。院生は、これまでそれぞれが異なる方向・視点から数学教育にかかわってきています。ゼミ活動では、互いの価値観や経験の違いを交えながら、相互に練磨しあうことができます。
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青柳 潤 さん
令和5年度 大学院2年
現職教員新潟県の現職派遣という立場で学んでいます。大学院では、数学の授業における効果的なICT機器の使い方や、数学の授業を読み取る視点を学びたいと考えていました。これまでの学びを振り返ると、専門的な講義や学校現場で行われる学校支援プロジェクトの実習を通して、自然とこれらのことを学ぶことができたように感じています。具体的には、よく使用していたGeoGebraを、タブレット端末の教育効果の視点でその使用場面や使用方法を見直したり、授業における生徒の発話内容を“何を使って何を対象として話しているのか”また、“何を前提として話しているのか”といったように、分析のための専門的な視点を学んだりしています。院生同士で学んだ概念や手法について話し合う時間も十分にあり、望めばやりたいことができる場が上越教育大学だと思っています。
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田原 充浩 さん
令和5年度 大学院1年
現職教員私は,これまで15年間,新潟県の小学校教諭として勤務してきました。大学院では,その経験を振り返りつつ,これまでの実践を裏付けした理論を学んだり,最先端の教育技術や理論にふれたりしながら,教師としての資質をさらに高めたいと思い,現職派遣を希望しました。特にこれまでの教師生活の中で力を入れてきた算数の授業力を向上させるべく,より高い専門性を身に付けたいと考え,数学コースを選択しましたが,この選択は正解でした。数学コースには「算数・数学に特化し,専門的な内容を学びたい人」「学びたいことや追究したいことをもっている人」が集まっているからです。そうした仲間やアドバイザーとかかわりながら自分の視野を格段に広げることができます。また,現場にいる時と比べ,自分の時間が増えるため自由を満喫し学びをさらに充実させることができています。ぜひ一緒に学びましょう!
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小和瀬 斗真 さん
令和5年度 大学院1年
ストレート院生ICTを活用した数学の授業や、教職についての深い知識を学ぶために本学に入学しました。数学コースの講義では、ストレート生・現職の方がさまざまな視点から数学教育・数学の問題、理論について議論、考察をしています。今までになかった視点から数学について考えることができ、とても有意義な学びの場となっています。大学院共通講義にでは、他コースの院生と交流しながら、これからの教員として必要な資質・能力、教育観について学ぶことができます。また、大学院の免許プログラムを活用し、小学校教諭一種免許の取得を目指しています。大学院の講義と免許取得に必要な講義の両方を履修が必要ですが、3年間を見通した計画的な履修を行っています。講義と教育現場での実践から、より実践的な学びができていると感じています。
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捧 雄紀 さん
令和5年度 大学院1年
ストレート院生新潟生まれ新潟育ちのストレート生です。学部生時代の教職課程での学び、教育実習、スクールボランティア活動を通して、「教員として教壇に立つためには、もっと教育における専門性を高める必要がある」「児童生徒の視点に立った授業づくりを学びたい」との思いから大学院に進学しました。大学院では、算数・数学教育学に関連する理論や知識を多く学んでいます。講義の中で新たに学んだ理論をもとに、実際の教育現場で各学校が抱える課題に対して、授業改善とそのための授業分析や授業支援、放課後支援など様々な方策で解決につなげていく学校支援プロジェクトという活動もあります。現職派遣されている院生の方と学部卒のストレート生の、経験を踏まえた多種多様な観点からの議論により、学校支援プロジェクトにおける理論と実践の往還がより良いものになっていきます。現在は小学校で現職院生2名と支援プロジェクトを行っていますが、新たな気付きの連続で、非常に貴重な経験になっています。